会長短信(坂本百大)

六つの国際学会に出席して

 日本科学哲学会ニューズレター第3号の発行にあたり、まずはその、順調な経過について会員の皆さんと共にお喜び申し上げる。本誌の今後の一層の充実と発展を期待したい。本ニューズレター創刊号において私は科学哲学の国際化と学際化を訴えたが、その後二年の間に学界の国際化と学際化は世界的に予想以上に着実に進展しているように思われる。私自身この約半年の間に六つの国際学会(実際にはそれ以上の招待があった)に出席し、そのすべてにおいて学際的な内容の講演、ないし発表を行うというハードなスケジュールを体験した。これら学会の個々の内容に関しては、後にまとめて述べることにして、一般的な流れについて概観し、国際化、学際化の現状について私見と印象を述べてみたい。

 まず、地域的に見てヨーロッパが二回、アジア地域が二回、日本が二回であった。アメリカがないのが異様であるが、実はその前年にBerkeley(国際記号学会の4年に一度の大会)および、Buenos Aires, Argentina (国際生命倫理学会の隔年の大会)に出席したため、アメリカ大陸を無意識に避けたのかもしれない。また、あるいは、学際的な会合がヨーロッパや東洋に移ったということかもしれない。いずれにせよ、ヨーロッパとアジアにいま、学際学会を開催する意欲が大きいことは紛れもない事実である。これはすでにアメリカが学際研究のイニシャティヴを取って成功したことに対する、それ以外の地域からの反撃を意味するものであるかもしれない。また、主題別に見ると、科学哲学、科学史が二回、生命倫理が二回、遺伝医学と法律学が一回、文明論、または、環境論が一回、ということになる。ただし、これらに於いて、私は問題をすべて哲学レベルにまで引き下ろすという試みをしたので、すべてが、広い意味における科学哲学の話題であったともいえる。また、それこそが私の意図するところであったのでもある。今や、このような話題のすべてを科学哲学は自家薬籠の中に納めるべきではないだろうか。

 もう一つの特質は東洋(とくに、アジア)の進出である。アジアには明らかに欧米に対する劣等感がある。中国の対欧米政治姿勢に見られる尊大さはその裏返しであろう。しかし、例えば、中国の学会の本音は明瞭に、対米追随である。しかし、その遅れを取り戻すための方法の模索が、文化大革命以後始まっている。そして、その方向は、確実に学際領域に向かっている。昨年11月に行われた『東アジア生命倫理国際会議』、および、それに伴う、『東アジア生命倫理学会』の創立の過程のなかで、このことを明らかに感じ取ることができた。要するに、科学技術において完全に後れを取った彼等が再び歴史のイニシャティヴをとることができる道は、彼等の古い伝統思想の中にあるかもしれないという自信を回復しつつあるように見えるのである。一旦は拒否(文化大革命)された儒教を中心に中国古代の思想が中国の現代の中で復活しつつある。我々日本人の欧米化された目から見れば後進国の足掻きとしか見えないこのささやかな動きがやがて、国際的な活力になる日が来ないと断言することは不可能な情勢がそこにある。欧米の学際的、国際的学会に出席するたびに日本を通じて、アジアを知ろうとする欧米人の好奇のまなざしに晒されている自分を感ずる。しかしそのわりに、これら学会における日本人、とくに、哲学者の参加が少ないことが気になる。後に述べる Lueburg の国際学会においてはそのテーマの緊急性にも拘らず、東洋からの出席者は結局私一人、また、哲学者の発言も私一人という有様であった。このLueburg の学会では、閉会直前に行われたアンケート調査において、全体テーマであった「遺伝学と法」というような学際的課題において哲学者が果たすべき役割に圧倒的な期待が寄せられていた。もって、銘すべし。ハンス・ヨーナスという個人名を挙げた回答も一つあった。しかし、ハンス・ヨーナスには残念ながらこの要望に答える興味も能力もなさそうである。現実には国際的、学際的と言う掛け声に対する哲学的対応は、結局は未だしということであろうか。だが、哲学が学際的課題に関してもっとも期待されているという事実だけは忘れてはならない。そして、この期待に応えられる哲学とは現状においては典型的には「科学哲学」そのものであると言えるのではなかろうか。

 以下に於いて、私が出席した個々の国際会議についてまとめて報告しよう。


10th International Congress of Logic, Methodology,and Philosophy of Science 第10回論理、方法論、と科学哲学国際会議 (1995年 8月19〜25日 於、フィレンツェ)

 この会議の全体的報告は、後記、野本和幸氏に譲る。私自身は『論理、方法論と科学哲学の歴史』と題するセッションで chairman を務めたほか、『極東における論理と科学哲学』と題する特別シンポジウムに於いて日本の科学哲学とその周辺について約一時間の講演を行った。その内容は本大会のプロシーディングスに掲載出版されることになっている。他に韓国の宗相庸氏と中国社会科学院の王路氏が講演した。このような東洋の科学哲学を主題にしたシンポジウムは恐らくこの学会としては初めての試みであったと思われるが、最近、学問の世界でも東洋に関心が高まっていることの一つの証拠であろう。


第二回科学の責務協会、ユネスコ国際生命倫理委員会、ジョイント・セミナー (1995年 10 月6 日 於、東京日仏会館)

 科学の責務協会 (MURS―Mouvement Universel de Responsabilite Scientists) は5、6年前にフランスのノーベル生理学賞受賞者ジャン・ドーセ教授の提唱によって、パリーのパスツール研究所内に、とくに、生物学、生命科学の発展に関して科学者の責任を考える国際的組織として設立されたものである。日本にもその支部がある。今回、ユネスコの国際生命倫理委員会(IBC)の委員長をつとめておられる、N.ルノワール夫人の来日を機にユネスコ−IBCと共催で『ヒト・ゲノムの保護』をテーマとしてこの国際セミナーが開催された。ヒト・ゲノムの解析が分子生物学の最先端の課題として進行中であるが、この研究の本質、有効性、ヒトへの適応の危険性などについて事前評価を行おうというのがその目的である。東京、名古屋、福井、京都の4都市に跨がって開催されたが、パネリストには日本側は高久史麿、八木国夫、岡本道雄氏ら、遺伝学、医学の権威のほか、人類学者、埴原和郎、尾本恵市、法学者矢崎光圀などの諸氏が学際的な形で参加した。哲学者としては中村雄二郎氏と私が招かれた。私は東京セッションにおいて “Human Genome, Artificial Evolution, and Fundamental Human Rights”*と題する講演を行った。ここで私は『人工的進化』という新しい概念を試みに用いて、ゲノム問題が『淘汰』概念を巡って、新しい『生物学の哲学』を要請していること、環境保護思想に新しい哲学反省が急務であること、遺伝子操作と基本的人権の確執を巡って、人格の同一性の再定義(現行実定法概念を越えた)が要請されること、などについて、比較的立ち入った話をした。新しい問題提起と受け取られたようで、今年に入って、前記ルノワール夫人から、ユネスコを通じてもう一度、日本でこの問題で国際シンポジウムを開催したい旨の申し入れがきているとのことである。(*本講演は英語でなされたが、日本語訳を添えて近日中に会議プロシーディングスに掲載出版の予定である。)


東アジア生命倫理国際会議 East Asian Conference on Bioethics EACB ’95 (1995年11月3 〜 5日 於、北京市国際会議場)

 1992年秋に日中修交二十周年記念日中医学会が北京において開催されたが、そこで「医の哲学、倫理」分科会がもたれ、私はこの分科会の日本側代表として参加した。このことをきっかけに、その後、中国社会科学院の邱仁宗教授と私の間で、欧米とは原理を異にする『東アジア生命倫理学会』の設立の計画が練られてきたが、1995年秋に表記の国際会議を開催し、これを学会の設立総会とするということでこの会議は実現されたものである。初めての、アジア地域におけるこの種の会議の開催であったが、参加者は世界20か国130名におよび大盛会となった。欧米からの参加者も十数名に上り、とくに、国際生命倫理学会会長の Daniel Wikler 氏が米国から駆け付け、基調講演の一つを行ってくれたのがこの会議の国際的意義を高めた。なお、大会長は私と邱仁宗氏が共同で務めた。

 会議はまず、開会式における名誉会長(岡本道雄元京大総長、瀬在良男日大総長、等)の挨拶、記念講演に引き続き、私と前記 Wikler 氏が基調講演を行った。私は “Possibility of the East Asian Bioethics” と題して、欧米とは異なった、アジア独自の生命倫理があり得るならば、それはいかなるものであるか、また、それは、いかにして欧米の生命倫理と協調し得るか、ということについて論じた。Wikler氏の講演は“Ethical Universalism and Ethical Relativism”と題するもので、いずれかのレベルにおいて、普遍的な倫理はあり得るというもので、幾分、私の論旨と対立するものであり、興味ある問題提起になった。引き続き三日間に亘り、テーマ別に13のセッションが行われた。主たるテーマは医学の目的、基本的人権、インフォームド・コンセント、遺伝医学と倫理、安楽死、ターミナル・ケアー、生殖医学、脳死問題、死生観、バイオエシックスの国際化、等、生命倫理に関する標準的な問題は一応、すべて取り上げられた感がある。この他に、孔子と儒教に関するセッションが特別に設けられていたのが印象的であった。やはり、中国では儒教に対する期待は大きいようである。

 最終日の午後、『東アジア生命倫理学会』の設立総会に移行し、学会の設立が満場一致で承認され、ここに、『東アジア生命倫理学会』は正式に発足することになった。また、創立当初の役員として、会長坂本百大、副会長邱仁宗(中国)、事務局長藤本隆志(日本)、監事トレジャラー宗相庸(韓国)、国際アドヴァイザー D. Wikler(USA), A. Alora(フィリッピン)が選出された。この学会の今後の発展を期待したい。

 この会議を主催して痛感したことは、このようなテーマで国際会議をアジアの地で開催することの困難さであった。まず第一にテーマそのものに対する理解の格差が大きい。生命倫理を欧米人は人権の問題としてとらえようとする。しかし、東南アジアの人々は、これを福祉問題、または、環境問題としてとらえる、等。また、アジアの貧困(経済的意味と情報的意味を含めて)も大きな障害となる。国境をこえて移動することは、一般の学者にとっては殆ど不可能に近い。これらの問題を克服して国際会議を開催することができるのは、アジアでは日本だけであろう。この意味でもアジア人が参加できるこの種の国際会議を企画することは、当分は日本の学界に課せられた義務であるかもしれない。


International Conference on Science, Technology and Culture 科学、技術と、文化国際会議(1996年 1月21〜23日 於、韓国大田市)

 昨1995年秋,韓国に於いて初めて韓国科学哲学会 (The Society for the Philosophy of Science, Korea)が設立されたのを記念して、韓国科学著作者協会 (The Korean Science Writers Association) および、韓国科学史学会 (The Korean Society of History of Science ) と共催で、韓国中央部に位置し、最近発展しつつある科学技術都市大田市 (Taejon) において開催された。韓国政府も科学技術の振興に力を入れているようで、前夜祭の晩餐会には科学技術省長官(大臣、理学博士)の鄭根莫氏が出席し、レセプションの挨拶をした。その他韓国側から、科学、技術、の専門家をはじめとし、科学史、科学哲学分野の代表的学者が参加した。外国からの招待者は十名程度で、科学史家が大半を占めた。中に、アメリカの Richard S. Westfall 氏がいて、外国人招待者代表の役を演じていた。準備周到でまた、発表も誠実で、韓国人学者から好評を得ていた。その他、英国人 (A. Duncan) ドイツ人 (H.-W. Schutt) のほか、チェッコ (J. Folta) 、ハンガリー (P. Gabor, E. Vamos) など、東欧勢の参加が多く、東欧における科学史研究の隆盛をしのばせた。インドからの参加者 (D. Kumar) が植民地文化と科学文明について語ったのが異色であった。韓国人の発表は科学史関係のほかには科学文明論といった内容のものが多かった。日本人の参加者は、私のほかに中島秀人氏がおり、日本のSTS運動について語った。私自身は、“Human Genome, Artificial Evolution, and New Philosophy of Biology”と題して、最近の分子生物学の進歩に関連して、生態学、人類学、社会科学、とくに、経済学、法律学なども取り込んだ、あたらしい「生物学の哲学」の必要性と緊急性について論じた。全体を通じて生物学、生命科学について触れた発表は私のものだけであったが、今後の科学哲学の最重要の課題であることの確認は得られた。韓国の今後の科学論の中でこの分野の研究が順調に発展することを期待したい。ちなみに、新設の韓国科学哲学会の会長はソウル大学物理学科教授の張会翼氏で、専門は量子力学である。

 学会終了後、ポスト・コンフェレンス・ツアーが企画されており、浦項と慶州を見学した。浦項では世界第二位を誇る大製鉄所と一昨年完成した実験用サイクロトロンを見た。両者とも日本がかなりの援助をしたらしい。しかし、原子炉の方は実験者がなく閑古鳥。われわれに同行した初代科学技術省長官の金基衡氏に「金ばかり食っているのではないか」と批判され、説明に当たった所長は大弱りだった。慶州は昔、新羅と呼ばれたところ。日本の古墳の原形といわれる土饅頭型古墳が多数残っている。親しみをおぼえる地形である。その一角に世界最古の天文台が残っているというので、科学史家たちは仰天した。円筒状の石積みで、高さ7、8m。積石の数は丁度365個であるとのこと。本当に天文台であったかどうか、今少し考証を重ねる必要があるようである。

 会議全体を通じて、サイエンス・ライター協会会長の宗相庸氏が一切を取り仕切った。同氏は科学哲学の専蜑ニでもある。フィレンツェの国際科学哲学会議にも韓国代表として出席している。科学哲学会会長の張会翼氏と共に日本科学哲学会との交流を切望している。なにか適切な交流の道はないものだろうか。


Life and the Earth in the 21st Century 21世紀人類生存への道 (1996年3月4〜7日 於、日本大学総合科学研究所)

 日本大学では総長指定研究の一環として毎年 Nihon University International Symposium を行っている。本年は総括の年ということで、各研究課題を総合し、「21世紀人類の生存」という現代、緊急のテーマに絞って、学際的に、かつ国際的にそれぞれの分野の指導的学者を集めて総合シンポジウムを行おうということであった。私は初日の午後行われた総合全体パネルのパネリストとして哲学の立場から発言するよう求められ参加した。会議は初日の全体会議の後2日目から3部会に別れて討議を行った。それぞれの部会のテーマは、第一部会、Aグループ−「変動する現代家族の国際比較」、Bグループ−「アジアにおける労働力移動の動態」、第二部会―「地球環境と人類の生存」、第三部会−「アジアの農業、食料資源を考える」であった。これらの諸問題はいわゆる、「地球の危機」を形づくる核心的課題であるが、それらのすべてが近代の科学技術の結果生じたものであり、この会議は科学の本質、科学の価値を考え直す上で最適の機会であったように思えた。科学哲学者はこのような課題にもつねに敏感である必要があるであろう。

 私が参加したパネルは 「地球型社会の形成をめざして―人間、科学、環境そして食料」 という題で、パネリストは私のほか、G. Maier(Stanford Univ. 国際経済・政策), G. Ness (Michigan Univ. 人口問題)、K. Smith (Univ. of California 資源・環境問題)、Li-zong Yu(華東師範大学、地理学)、都留信也(日本大学、熱帯農業)の5氏であり、それぞれの専門の領域から総合的に21世紀の地球社会に迫った。私自身は、地球的危機を克服するためにまず近代科学、近代技術に対するアセスメント、とくに近代科学の背景にある人間観、自然観に対する反省が不可欠であること、人類進化における、人為と自然の相互的作用、さらに、これと関連して、基本的人権の根拠を再考すべきこと、それに代わってアジア的価値観を大きく取り入れるべきことなどについて語った。一般に、この種のテーマの討論に哲学の議論が入ることは殆ど前例がないようで、他のパネリストをかなり刺激したようである。このパネルではハワイの東西センター副総長の Lee-Jay Cho 氏が座長を務めたが、彼は東西の融合という視点からしばしば、私の話をサポートしてくれた。これからは、この種の話題に対して哲学者、とくに科学哲学者は積極的に参入すべきではなかろうか。


Lueburg-Symposium on Interdisciplinary Approaches to Gene Therapy
遺伝子治療に対する学際的アプローチ:リューネブルグ・シンンポジウム (1996年3月25-27日 於、リューネブルグ市)

 最近、遺伝子工学の進歩は著しく、また、それにともなって、遺伝子工学に対するELSI問題 (Ethical Legal Social Issues) の重要性も厳しく指摘されている。その中で、今、具体的問題として、遺伝子工学、とくに、遺伝子治療に対する法的対応の問題が緊急に問われている。この要請に応えるため、ドイツ、リューネブルグ大学に付設された Institut fur Rechtswissenschaften の新企画としてこの国際会議が計画された。このような話題が法学部のシンポシウムとして計画されるのは珍しい。そのような時代であるということか。同研究所の民法の教授 J. Simon 博士が議長として全体を主催した。参加者はほぼヨーロッパ全土から約120名。東洋からの参加者は結局、私一人 (インド人の V. Kaushik 氏は現在ロシア在住のため、ロシアを代弁した。國学院大学行政法教授保木本一郎氏が参加予定であったが欠席された)となった。各セッションのテーマは、「遺伝子治療の分子生物学的基盤」、「遺伝子治療の安全性」、「遺伝子治療の法的アスペクト」、「医療経済的側面」、「倫理的側面」、などであった。

 論議の趨勢は、遺伝子治療を体細胞に対するものと、生殖細胞に対するもの、したがって、germ-line にのって子孫に影響を及ぼすものとに分け、前者のみを許し、後者を禁止するために、いかなる法的規制を、いかなる根拠で掛けるべきか、という問題に集中、ないし、整列していたように思われる。これは、1982年に当時のECのなかに置かれた The Council of Europe が採択、発表した、いわゆる、『勧告第 934号』の線に沿うもので、欧米では一般的に採用されている基準である。これに対し、私は、最後のセッションにおいて “Gene Therapy, Artificial Evolution, and Human Rights” と題する講演を行い、その中で、上記 『勧告934号』 が矛盾を含むこと、体細胞遺伝子治療と germ-line遺伝子治療とを分けることには生物学的にも、哲学、倫理的にも意味がないことを論じ、将来的な新しい優生学(人工的進化)を視野に入れた根源的な法的対応を今、現在、計るべきであり、また、そのためには現在一般的に承認されている「基本的人権」の思想、さらにその背後にある「人格」概念の再検討を行うべきである、という提案を行った。唯一の哲学者による発言であり、また東洋的価値観の引用なども行ったため、締め括りの講演としてかなり刺激的なものとなったかもしれない。私の講演の後、参加者全員を対象としたアンケートの発表が行われたが、今回の会議の議題についてどの種類の学者が最もcompetent であると思うか?という質問に対して圧倒的多数 (約80%) が哲学者と答えた。法律家や生物学者は比較的低く、最低であったのが神学者であった。実は、私のセッションの座長をしたのがハンブルグからきた牧師であったのは誠に皮肉なことであった。宗教家への期待は弱まってきているということであろうか。私の講演の後、ロシア人科学者の一団が話にやってきた。私の話に興味を持ったとのこと。進化論の話しなどをしたからかもしれない。名刺交換をしたところ、彼等はロシア科学アカデミーのボスたちであった。次回のこのテーマの国際会議はぜひロシアでやろうということになった。有能な学者集団を送り込まねばなるまい。

インターネットによる情報提供について

会務報告

1995年5月6日 編集委員会
 議題:1.『科学哲学』28公募論文審査者の決定

1995年6月3日 大会実行委員会
 議題:1.第28回大会プログラムについて

1995年6月3日 編集委員会
 議題:1.『科学哲学』28公募論文の審査結果について

1995年7月29日 編集委員会
 議題:1.『科学哲学』28公募論文の審査結果について

1995年9月16日 大会実行委員会
 議題:1.第28回大会プログラムの決定

1995年11月18日
 理事会・評議員会・大会実行委員会
 議題:1.会計報告の説明
    2.会務報告の説明

1995年11月19日
 理事会・編集委員会・大会実行委員会
 議題:1.『科学哲学』29編集委員長の決定
    2.第29回大会実行委員長の決定
    3.第29回大会の開催校について

1995年12月16日 編集委員会
 議題:1.『科学哲学』28の体裁について
    2.『科学哲学』29特集テーマの決定
    3.『科学哲学』29の編集日程について
    4.プリンタの購入について
    5.Newsletter No.3 について

1996年3月16日 理事会・大会実行委員会
 議題:1.学術会議第17期登録について
    2.会員名簿作成に際しての学会費滞納者及び住所不明者の取扱いについて
    3.本学会の国際化について
    4.第29回大会プログラムについて

役員一覧

会  長
坂本百大


理  事
飯田 隆 石黒ひで 内井惣七 奥 雅博
神野慧一郎 黒崎 宏 小林道夫 坂本百大
沢田允茂 瀬在良男 竹尾治一郎 丹治信春
西脇与作 野家啓一 野本和幸 服部裕幸
藤村龍雄 藤本隆志

監  事
高松鶴吉 渡辺 博

評 議 員
碧海純一 飯田 隆 石黒ひで 石本 新
伊藤邦武 内井惣七 内田種臣 大出 晃
奥 雅博 神野慧一郎 川野 洋 黒崎 宏
小林道夫 坂本百大 沢田允茂 瀬在良男
高松鶴吉 竹尾治一郎 丹治信春 土屋 俊
永井成男 西山佑司 西脇与作 野家啓一
信原幸弘 野本和幸 野矢茂樹 服部裕幸
藤川吉美 藤田晋吾 藤村龍彦 藤本隆志
美濃 正 村上陽一郎 村田純一 山田友幸
横山輝雄 吉田夏彦 渡辺 博 藁谷敏晴

大会実行委員

委員長:佐藤敬三
飯田 隆 伊藤邦武 内井惣七 奥 雅博
加地大介 神野慧一郎 川野 洋 小林道夫
坂本百大 沢田允茂 柴田正良 瀬在良男
丹治信春 土屋 俊 都築正信 西脇与作
野家啓一 野本和幸 野矢茂樹 服部裕幸
藤村龍雄 藤本隆志 古田智久 武笠行雄
山田友幸 渡辺 博 藁谷敏晴

 

編 集 委 員
委員長:丹治信春
碧海純一 飯田 隆 飯田亘之 石垣寿郎
石黒ひで 石本 新 伊藤邦武 上野義夫
内井惣七 内田種臣 大出 晃 岡田光弘
大庭 健 奥 雅博 神野慧一郎 川野 洋
黒崎 宏 小林道夫 坂本百大 瀬在良男
竹尾治一郎 田中 裕 土屋 俊 永井成男
永井 均 西脇与作 野家啓一 野本和幸
野矢茂樹 服部裕幸 藤田晋吾 藤村龍雄
藤本隆志 守屋唱進 山田友幸 横山輝雄
吉田夏彦 渡辺 博 藁谷敏晴
  

大会報告

こちらをご参照ください。

会計報告

【1993年度決算報告】

収入:前年度繰越金
   学会費納入
   大会参加費
   学会誌売上
   預金利子   

779,509
1,152,000
136,000
8,000
4,363

合 計

2,079,872

【1993年度決算報告】

支出:学会誌第26号刊行費
   第26回大会運営費
   通信費
   印刷費
   会合費
   消耗品費
   事務局費
   予備費
   次年度繰越金  

1,000,000
185,800
170,463
195,500
0
15,702
19,500
32,000
460,907

合 計

2,079,872

【1994年度決算報告】

収入:前年度繰越金
   学会費納入
   大会参加費
   学会誌売上
   預金利子   

460,907
1,200,000
70,000
10,000
6,000

合 計

1,746,907

【1994年度決算報告】

支出:学会誌第27号刊行費
   第27回大会運営費
   通信費
   印刷費
   会合費
   消耗品費
   事務局費
   予備費  

1,200,000
200,000
230,000
200,000
20,000
30,000
20,000
-153,093
合 計 1,746,907

国際会議報告

第10回論理学・科学方法論・科学哲学国際会議報告書

野本和幸

 ウプサラ以来4年目の1995年8月19日〜25日、フィレンツェの聖マリア・ノヴェラ駅に近い大会議場を中心に上記の会議が開催された。私にとってはゲッティンゲン留学中に参加したハノーヴァー大会以来16年ぶりだった。Fenstad会長 (Norway) の挨拶で始まった大会は、参加国100余、講演者だけでも900名に迫り、事務局に尋ねても正確な参加者数は不明という大規模学会である。Sonnenschein の笑顔で歓迎するM. L. Dalla Chiara 女史はじめイタリア組織委員会の奮闘ぶりは目覚ましかった。副会長 Prawitz (Sweden)、前会長 L. J. Cohen (U.K.)、事務局長 E. Sober (USA)、プログラム委員会委員長 van Benthem (Netherlands)、Hintikka、Field 等と、名前を挙げたらきりもない多数の著名人たちが参加していた。こういう大規模学会は、落ち着いて議論をするのには不向きであるが、他面知友と旧交を暖め、また現在の研究動向やそれを推進している人物たちに直接会えるという利点がある。今回も数多くの欧米の友人たちと再会を果たした。日本からの委員は、石黒ひで氏が理事、吉田夏彦氏、藤本隆志氏が特別シンポジウム委員として協力した。ローマ着早々に三人の妙齢の女性グループに取り囲まれて赤いポシェットからパスポートを盗られたり、あるいは集団スリに夫人が財布を奪われたのを疾駆して取り押さえたり、はたまた乗り合わせたタクシーの脇見運転で停車中のバスに追突したり、それぞれにいろいろのハプニングに巻き込まれつつも、日本からの参加者は全員無事に帰国したようである。

 大会は、論理学関係、一般科学哲学関係、科学の哲学的ならびに基礎論的諸問題の計15分科会、また4つの特別シンポジウム、5つの関連会議 ( 「自然言語のための証明論」 「モデル論」 「医学の哲学」 「科学と音楽」、プリゴジンを招いての「量子測定、複雑系と物理的実在」 ) がすべて同時進行しており、一人で多くの会議に出ることは、はじめから不可能であった。(大方の講演要旨は分厚い“Volume of Abstracts” に収められている。また招待講演はやがて Proceedingsで公刊されよう。)

 分科会テーマと一部の招待講演 (聴講しえた若干についての印象) のみを記す。

LOGIC: ( [ ]内は一般講演本数 )
1. Proof Theory and Categorial Logic [36]
 A. Joyal: Money games, a new model for linear logic
 A. Cantini: Proof-theoretic aspects of self-referential truth 他
2. Model Theory, Set Theory and Formal Systems [27]
 A. Scedrov: Stochastic interaction and linear logic
 P. Kolaitis: Infinitary logic in finite theory他
3. Recursion Theory and Constructivism [16]
 Y. Moschovakis: The logic of functional recursion
 R. Soare: Computability, definability, and automorphisms of enumerable sets
 K. Kelly: ChurchUs thesis and HumeUs problem 他に Tamburrini.
4. Logic and Computer Science [28]
 G. D. Plotkin: Type theory and recursion
 P. Martin-Lof: Formalized Tarskian se-mantics of type theory
[予稿とは別の話題で講演。自らのタイプ理論へのタルスキ型の形式意味論を快速力で白板一杯に展開し、追跡不能。 細面の繊細シャープな印象。少し立ち話。]

D. S. Scott: 25 years of domain theory
[長期にわたりこの分野を領導してきた自負に溢れた講演。1980-90年代に入って自分の弟子筋の博士論文数が爆発的に増大しているので、安んじて引退できると豪語。]

5. Philosophical Logic [123]
 G. Boolos: Frege’s theorem and the Peano postulates
[外延なしの第二階論理内で (基数の同一性を概念の一対一対応と同値とする) 「ヒュームの原理」
からペアノ算術を導く 「フレーゲの定理」を、フレーゲが証明していたという自らの再発見の説明と、ゼロと後者の存在公理は余分と主張。「ヒュームの原理」 の論理的身分について議論あり。おでこの出た大きな頭のエネルギシュな短躯。]
K. Dosen: Logical consequence 他にCasari, Makinson.

GENERAL PHILOSOPHY OF SCIENCE:
6.Methodology [80]
 P. Achinstein: The empirical character of evidence
 S. French: Partiality, pursuit and practice
7.Probability, Induction and Decision Theory [36]
 M. Goldstein: Prior inferences for posterior judgements 他に Skyrms.
8.History of Logic, Methodology and Philosophy of Science [93]
 U. Gaehde: Anomalies and the revision of theory-elements
 G. Moore: The prehistory of infinitary logic
9.Ethics of Science and Technology
 [前会長の提案で新設されたセクション[18]]
 L. J. Cohen: Are there ethical reasons for being, or not being, a scientific realist? 他に Hronszy, Oreskes 等

PHILOSOPHICAL AND FOUNDATIONAL PROBLEMS OF THE SCIENCES:
10.Logic, Mathematics and Computer science [45]
 Ch. Parsons: What can we do ‘in principle’?
 [計算可能性と構成主義によく登場する 「原則として可能」
という概念を取り上げ、チューリングの計算可能性の分析を推奨。だが、それで直観主義擁護に十分かを検討した興味深い報告で議論をよんだ。ハノーヴァーで会った頃の痩せた山羊髭姿がすっかり白髪の翁に変身した。]
11.Physical Sciences [101]
 G. Ghirardi: Objective reality and the dynamical reduction programme 他にP. Galison, D. Albert.
12.Biological Sciences [21]
 R. Burian: On conflicts between genetic and developmental viewpoints
 J. Gayon: The ‘paramount power of selection’
 C. van der Weele: Developmental biology and environmental causes
13.Cognitive Sciences and AI [50]
 F. Jackson: Mental causation without the language of thought
 D. Chalmers: The extended mind
 J. Kim: What is the problem of mental causation?
14.Linguistics [21]
 T. Parsons: Meaning sensitivity and grammatical structure
[20年近く前にD. Kaplanとやり合っていた頃のスマートなスポーツマンが眼鏡をかけた太めの中年になり、見分けがつかなかった。パリの空港で原稿・着替えの入ったバッグが行方不明になったとかで、講演はポロシャツ姿で記憶を辿りつつとなった。‘that’節の meaning sensitivityが統語論的構造と密接に関連すると主張。opaqueでない ‘true that’のような文脈処理に新提案を行い、その反例を検討。] 
H. Kamp: Cognitive structure, shared cognitive structure and lexical semantics
[OxfordでのG. Evans記念講演以来の再会。真理条件のみならず、認知構造、共通情報の伝達、individual conceptの共有をも組み込んだ語彙意味論のスケッチ。司会のヒンティカ、マーティン・レーフらと議論あり。] 他にD. R. Dowty.
15. Social Sciences [42]
 R. Dawes: Qualitative consistency masquerading as quantitative fit
 D. Sperber: Replicators and attractors in cultural evolution 他にHausman.

今回の特別シンポジウムは、次の4つであった。
 1. Logic and Philosophy of Science: Current Interfaces
 2. Semantics and Semiotics
 U. Eco & D. Follesdal [記号論と『薔薇の名前』の著者見物の下心もあったが、Ecoはそれ自体としては新味のない真理条件的意味論批判を展開、Frege-Husserlの繋ぎ役を果たしてきたF?llesdalは、FregeのSinnをencyclopedic meaningと読み替え、暗黙知的背景にHusserl流の知覚のノエマ構造を指摘。余り盛り上がったとは言えない。]
 3. Logic in Central and Eastern Europe
 4. Logic and Philosophy of Science in the Far East
 [中国のProf. R. Qiuをchairに、韓国のProf. S. Song, 台湾のProf. C. Lin, 中国の若いフレーゲ研究者Wang Lu(彼とは会議中何度か話し合う。独英の共通の友人から私のことを聞いていて、拙著も見た(?)との由) とともに、本会会長の坂本百大氏が “Recent Developments of Logic, Computer Science and Philosophy of Science in Japan”という題で1時間ほど提題、論理学(量子論理、内包論理の意味論等を含む)、数学基礎論、コンピュータ科学とAI、自然科学・社会科学の哲学、言語哲学、心の哲学、生命倫理等の日本での動向について説明した。会長のFenstad, プログラム委員長の van Benthemらも出席、特に日本について関心があり、活発な質疑がなされた。]

 日本人では大出晁、竹内外史、神野慧一郎氏ら常連以下十数名が出席、本会会員では吉田夏彦氏(‘The role of fundamental laws’)A藤本隆志氏(‘Causal understanding in science’)、井上茂雄氏(‘Refutation and satisfaction calculi for monadic predicate logic’)、筆者(‘A semantic proposal for puzzles about belief’)等の講演にとどまり、やや寂しい感を拭えない。若手の発表が期待される。

 Vecchio 宮殿での加盟国代表団総会では次期会長として W. Salmon が選出され、その他の新役員も同時に選出された。4年後の次期開催はポーランドの Krakow と紹介され J. Wolenski が受諾演説を行ったが、Warsaw の前記号学会会長 Pelc がその話は聞いていない、忍耐をもって待たれたしと言い出し、なお波乱含みの様相であった。

 Farewell Banquet は Siena 近郊で夜更けまで行われ、それぞれに別れを惜しんだ。

 Bas van Fraassenが掉尾を飾る一般講演 “Structure and perspective: philosophical perplexity and paradox”を行い、無事すべての日程を終了した。

 連日連夜のイタリア式食事とワインに、コルステロールを満載しての帰国となった。

寄贈図書紹介

学会・研究会予告

日本科学哲学会第29回大会
 【期 日】 1996年11月16日・17日
 【場 所】 香川大学

日本記号学会1996年度学術大会
 【期 日】 1996年5月18日・19日
 【場 所】 同志社大学
 【お問い合わせ】 日本記号学会
  〒187 東京都小平市小川町1-736
  武蔵美術大学12号館 立花研究室気付
  TEL: 0423-41-5011 FAX: 0423-42-5183

日本哲学会第55回大会
 【期 日】 1996年5月25日・26日
 【場 所】 山形大学

科学基礎論学会講演会
 【期 日】 1996年6月8日・9日
 【場 所】 成城大学

日本法哲学会IVR日本支部神戸レクチャー
 <全体テーマ>
 変わりゆく世界における法
 日本・韓国・中国東南アジアの研究者が法哲学や法文化の論の
基本的諸問題について討議する。主な討議内容は
 ・ 人権観念の普遍性と多様性:自由権・社会権の発展への権利
 ・ 人権観念と東南アジアの思想伝統:自然観・人間観
【期 日】 1996年10月10日・12日
【場 所】 東京大学 山上会館(10日) 同志社大学(12日)
【お問い合わせ】 第四回神戸レクチャー事務局
         名和田是彦 東京大学法学部
         FAX: 0426-77-2260
         深田三徳 同志社大学法学部
         FAX: 075-251-3060

日本生命倫理学会第8回年次大会
 【期 日】 1996年10月24日・25日
 【場 所】 新宿安田火災海上本社ビル
 【お問い合わせ】

日本生命倫理学会第8回年次大会事務局
 〒181 東京都三鷹市新川6-20-2
 杏林大学医学部脳神経外科ICP研究室内
 FAX/TEL: 0422-79-2856

日本法哲学会1996年度学術大会
 【期 日】 1996年11月8日・9日
 【場 所】 明治大学
 【お問い合わせ】 日本法哲学会
          〒606-01京都市左京区吉田本町
          京都大学法学部法理学研究室気付
          TEL: 075-753-3204 FAX: 075-753-3290
          E-mail: PXL00570@niftyserve.or.jp

The International Conference of Bioethics and Biolaw
  Dates: 29 May-1 June, 1996
  Location: The Danish Parliament Building
  Christiansborg (Copenhagen, Denmark)
  Secretariat for the conference:
  Symbion Science Parc,
  Center for Ethics and Law, Fruebjergvej 3, 2100
  Copenhagen, Denmark
  Tel: +45-39.17.98.58.
  Fax: +45-39.17.98.57

The 4th Biannual Congress of the Nordic Association for Semiotic Studies
  Dates: 14-16 June, 1996
  Location: Imatra, Finland
  Contact: Mrs Maija Rossi, secretary of ISI
  Imatra Cultural Center, SF-55100 Imatra , Finland
  Tel: +358-54-681 6639
  Fax: +358-54-681 6628
  e-mail: mrossi@cc.helsinki.fi

The 40th Anniversary of the Death of Lukasiewicz in Dublin
  Dates: 8-10 July, 1996
  Location: University College Dublin
  The Conference is being organized by the Department of
  Philosophy, University College Dublin, and the European
  Society for Analytic Philosophy.
  Speakers included: C. Lejewski, P. Simons, T. Smiley,
  T. Williamson, J. Wolenski, and others.
  All correspondence should be directed to:
  Dr. Maria Baghramian
  Dept. of Philosophy
  University College Dublin Dublin 4, Ireland
  TEL: +353-1-7068125
  AX: +352-1-2693469
  e-mail: Baghram@macollamh.ucd.ie

19th International Wittgenstein Symposium
  Dates:11-18 August, 1996
  Location: Kirchberg am Wechsel (Austria)
  The theme of the symposium: Current Issues in
  Political Philosophy - Justice and Welfare in Society
   and World Order
  For further information please contact:
  Austrian Ludwig Wiitgenstein Society, Markt 63, A-2880
  Kirchberg am Wechsel, Austria.
  Tel/Fax: (0) 2642-2557.

Information, Statistics and Induction in Science
  Dates: 20-23 August, 1996
  Location: Monash University, Melbourne, Australia
  Conference Chair: David Dowe
  Conference Co-Chair: Kevin Korb, Jon Oliver
  (for up-to-date conference information visit:
  http://www.cs.monash.edu.au/~jono/ISIS/ISIS.shtml)

Workshop on Cognitive Universals and Cultural Diversity
  Dates: 25-31 August, 1996
  Contact: The Black Sea University (Romania)
  50, Primaverii Blvd., Bucharest-1, Romania
  Tel./Fax.: (401) 222.41.18 & 223.26.19

Prague International Colloquium
  The Nature of Truth (If Any)
  Dates:September 17-20, 1996
  Location: Villa Lanna, V sadech 1, Praha,
  Czech Republic
  The opening lecture will be delivered by D. Davidson.
  All correspondence should be directed to:
  Jaroslav Peregrin
  Organizing Committee of the Prague International
   Colloquium ’96
  Institute of Philosophy of the Academy of Sciences of
   the Czech Republic
  Jilska 1, 110 00 Praha 1
  e-mail: peregrin@dec59.ruk.cuni.cz (use TRUTH as subject)

The Fifteenth Biennial Meeting of the Philosophy of Science Association
  Dates: 1-3 November, 1996
  Location: The Stouffer Renaissance Cleveland Hotel at
  Tower City Center in Cleveland, Ohio
  The Program Committee consists of: Lindley Darden,
  Chair, Ron Amundson, John Earman, Daniel Hausman, Tim
  Maudlin, W. H. Newton-Smith, Rose-Mary Sargent, and
  Paul Thagard.
  http://www.inform.umd.edu:8080/EdRes/
         Colleges/ARHU/Depts/chps/

  Contact: PHILOSOPHY OF SCIENCE ASSOCIATION
  503 South Kedzie Hall, Philosophy Dept., Michigan State
  University, East Lansing, Michigan 48824-1032 USA
  Tel: (517) 353-9392

The 6th Congress of the International Association for Semiotic Studies
  Dates: 13-18 July, 1997
  Location: Guadalajara, Mexico
  Contact: Professor Adrian Gimate Welsh
  Pacifico 350 H103, Los Reyes Coyoacan, Mexico.
  D.F., Mexico
  Tel/Fax: +52 5 5495764

会計報告

【1995年度予算】

収入:前年度繰越金
   学会費納入
   大会参加費
   学会誌売上
   預金利子

237,6807
1,920,000
100,000
20,000
100

合 計

2,277,787

【1995年度予算】

支出:学会誌第28号刊行費
   第28回大会運営費
   通信費
   印刷費
   会合費
   消耗品費
   事務局費
   予備費

600,000
250,000
250,000
200,000
20,000
30,000
20,000
907,787

合 計

2,277,787

【1994年度予算】

収入:前年度繰越金
   学会費納入
   大会参加費
   学会誌売上
   預金利子

460,907
1,384,000
85,000
44,410
54

合 計

1,974,371

【1994年度予算】

支出:学会誌第27号刊行費
   第27回大会運営費
   通信費
   印刷費
   会合費
   消耗品費
   事務局費
   手数料報酬費

1,200,000
184,457
166,300
100,500
0
6,927
0
78,500

小 計

1,736,684

次年度繰越金 237,687
合 計 1,974,371

編集後記

 「ニューズレター」 No. 3をお届けします。号を追うごとに内容が増えてきて、今回は16ページになりました。会員の皆様のお役に立てば幸いです。

 しかし残念なことは、まだ会員相互の交流の場としての機能が、あまり実現していないことです。学会そのもの、年次大会、学会誌、そしてこのニューズレターといった、本学会に関わるすべての事柄について、そのあり方をめぐる会員諸兄姉のご意見・ご要望などを、「投稿」 という形でお寄せいただければ、可能な限り掲載したいと思っております。また、「学会・研究会予告」 の欄には、お手持ちの情報をぜひ事務局までお知らせ下さい。これまでのところ、かなり大きな学会や国際学会の情報が多いのですが、ご自分が計画中の研究会の予告といったものでも結構です。それ以外にも、会員に有益と思われる情報を歓迎いたします。本号に説明されている 「メーリングリスト」 にお送りいただいたご意見や情報も、適宜こちらにも活用させていただきたいと思っています。皆様の声をお待ちしています。

(丹治信春)

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